浮気した旦那と離婚したいのに、旦那が離婚してくれないという悩みを抱えていませんか?
離婚したいと心から思っていても、旦那が同意しないことには話が進みませんよね。
離婚自体を反対されている場合と、離婚の条件に納得出来ていないケースの2つに大別されます。
離婚の交渉は、相手の性格や考え方に応じて柔軟に対応する必要があります。
この記事では、離婚に反対している旦那を納得させ、同意を得る方法について解説します。
目次をクリック
相手に原因があれば慰謝料が取れる
不倫、DV、モラハラなど、相手にはっきりとした理由がある場合は、慰謝料を取って離婚することが可能です。
特に不倫に限っては、探偵に頼むなどして不貞行為があったという証拠をハッキリと握れば、示談の段階から話が有利に進みます。
そして、裁判離婚でも有利になります。
示談に持ち込んだ場合、相場よりも高い慰謝料を貰える可能性が高いです。
離婚の慰謝料は50万円~300万円と言われていますが、示談の場合はそれよりも多くなることがあります。
証拠のポイントは、不貞行為があることを証明しなくてはいけないということです。
その際、スマホのメールやLINEのやりとりだけでは、証拠として弱く、裁判離婚では使えない証拠となります。
使える証拠は、強いものである必要があります。
それは、最中の動画であったり、使用済みのコンドームが一例に挙げられますが、そんなものを持ち帰ったり撮影するような脇の甘い旦那はまずいません。
では、何が強い証拠になるかというと、不倫相手とラブホテルに出入りしているところの動画などが挙げられます。
ラブホテルは、照明を落としていることが多いので、暗がりの中でもバッチリ撮れる高価な機材が必要になることもあります。
さらに、顔がバレているあなたが、張り込みして撮影するのはまず不可能でしょう。
子供がいたりしたら、張り込み自体がまず無理です。
では、どうしたら良いかというと、このような場合は探偵を雇うなどして、専門家に任せるのが一番でしょう。
最近では、面談が完全無料であったり、結果(証拠)を掴めなければ料金が無料になる探偵事務所も出てきましたので、探偵も、近寄りがたいイメージがありましたが、だいぶ身近な存在になってきています。
▼関連記事
⇒旦那が嫌いで離婚できない妻が別れるためにすべき準備と注意点
悪徳業者には注意
興信所や探偵の中には、悪徳業者が存在しています。
ホームページの中に、法律に関することが記載されていなかったり、料金表が無い場合は悪徳業者であることを示唆しています。
また、そういった事務所は、所定の住所に事務所が無い場合があります。
出来れば、探偵への相談は、探偵事務所で行いましょう。
その際、法の下に許可を得ているか、許可証が目立つところに掲示されているはずなので確認すると良いでしょう。
また、証拠が掴めなかったり、鮮明な動画が得られないなどの、探偵事務所側の落ち度で、しょっちゅう追加料金を要求するような探偵事務所はやめた方が良いでしょう。
また、弁護士を付ける場合は、離婚に強い弁護士なのか確認すると同時に、何%もしくは満額でいくら必要なのか事前に確認しましょう。
離婚してくれない理由とは?
「旦那が離婚に応じない!!」
こちらとしては、一日でも早く離婚したいのに・・・ですが、決して焦ってはいけません。
離婚届に簡単に判を押して、気軽に離婚してはいけないのです。離婚は計画的に行う必要があります。
まず、相手が何故離婚に同意してくれないのか、ここでは8つの理由を説明します。
▼関連記事
⇒【旦那の浮気】離婚しないけど慰謝料は請求したい妻が知るべき事
理由その①【まだ気持ちが残っているから】
不倫したことを棚に上げて、まだ、あなたに愛情が残っている場合があります。
「話し合いでなんとか夫婦関係を良い方向へもっていけるのでは?」と旦那が考えている可能性があります。
離婚したいと言われたことが寝耳に水で、現状を把握しきれていない場合もあります。
言い換えると、あなたの気持ちを理解できていないパターンの一つとも言えるでしょう。
特にモラハラやDVでは、あなたが怒りを感じていても、当の本人には、身に覚えがないぐらい印象の薄い出来事である場合があります。
不倫の場合、バレていないと自信を持っている可能性もあります。
理由その②【関係修復可能と思っているから】
話し合いで、やり直せると思われていることがあります。
どんな理由にしろ、話し合えばあなたの離婚したいという気持ちを変えられると思っている可能性があります。
理由その③【離婚に同意したら負けた気分になるから】
妻から離婚を切り出されても、大抵の男性はプライドが高く、妻より立場が上と思っているため、受け入れない傾向にあります。
また、離婚すれば財産を持っていかれるなどのデメリットばかりに目が行き、離婚を迫れば迫るほど、意地でも離婚しない姿勢になってしまう場合があります。
こういったケースでは、話し合いによる協議離婚が出来ない可能性があります。
理由その④【離婚の理由がちゃんと伝わっていないから】
あなたが感情的になっている時に多いのですが、一人で怒鳴り散らして「もう離婚だ離婚!」と騒いでいるだけに見られている可能性があります。
あまりに感情的で、冷静に話を聞いている旦那からすると、離婚の理由が見えない場合があります。
あなたは、不倫のやり取りなどを発見して、強い証拠も無いのに取り乱して錯乱していませんか?
まずは徹底的に証拠を集め、冷静に話し合う必要があります。
理由その⑤【子供の事を考えるとかわいそうだから】
子供が特に幼ければ、両親が揃っていないと、父親参観や運動会のイベントなどに、あなただけが出席するような事態を避けたいと思うことがあります。
日常生活でも、父親がいなくなることに対して心配してくれている可能性があります。
また、金銭面でもやっていけるのか心配している場合があるでしょう。
離婚すると親権は母親に行く場合が多く、子供に会えなくなることは避けたいと考える旦那も少なくありません。
▼関連記事
⇒旦那の浮気による離婚後の養育費の知識と増額するための3つの知恵
⇒妊娠中に旦那が浮気をした!離婚を有利に進めるための証拠収集の方法
理由その⑥【社会的立場を保ちたいから】
きちんと結婚式を挙げてお披露目をしている夫婦などは特に、世間体が気になり離婚したがらない傾向にあります。
逆に言うと、”なぁなぁ”で挙式せず恋人同士の感覚のまま結婚した夫婦は離婚率が高いというデータがあるようです。
理由その⑦【離婚はみっともないと考えているから】
一度「結婚するぞ!」と覚悟して結婚したのだから、離婚することがみっともないと考えている場合があります。
社会的立場が気になるという理由とも近い理由ですが、離婚が恥ずかしいと考えていて耳を傾けないパターンです。
理由その⑧【離婚するなら、有利な条件で離婚したいと考えているから】
頭の回転が早い旦那に多いのですが、少しでも離婚を有利に進めたいと考えていて、離婚が視野に入っていても、状況を自分に有利にしたいがために時間を喰っている場合があります。
こちら側も、離婚を優位にしたいと思っているので、同じ心理が二人にあることになり、このような時は話が長引きます。
離婚することによって、得することが無いと考えている場合もあります。
中には、離婚したがる旦那がいて、それを許さない妻の逆パターンも
不倫を理由に旦那が浮気相手と再婚したいと考えているケースで、妻の方が離婚に応じないパターンもあります。
不倫などの不貞行為が理由で旦那に落ち度があった場合は、旦那からの請求による離婚が認められない場合が多いです。
つまり、「不倫相手と都合良くすぐに再婚できる…!」といったパターンはそんなに無いのです。
あるとすれば、妻に落ち度のあるケースがほとんどです。
例えば、旦那からの夫婦の営みに応じなかったなどが挙げられます。
とはいえ、実際に大抵の妻は、旦那だけ浮気相手とこれからも仲良く幸せにやって、自分だけが1人になってしまうということが簡単に許せないと思っているようです。
▼関連記事
⇒旦那の浮気相手の妊娠が発覚!離婚を考える妻がすべき行動と注意点
離婚の種類は3つで、証拠があれば相手の同意なしに離婚できるかも?
前の段落では、離婚に応じない旦那の心理についてご紹介しました。
このように、いくつかの理由を持っている場合は、離婚したくないと思われていることがありますね。
では、どうしたら離婚できるのでしょうか?ちなみに、離婚の方法は主に下記の3つに大別されます。
【離婚の種類】 | 【詳細】 |
協議離婚 | 旦那と妻が当事者同士で話し合い、離婚に至るものです。
離婚協議書を作成すると良いでしょう。 公正証書も、公証役場に出向き、作成することをお勧めします。 公正証書には、夫婦の合意によって決まった離婚の内容が記載され、離婚の合意の事実、慰謝料や財産分与、親権に養育費、子の面会交流や年金分割などを記します。 同意が得られなければ離婚調停にうつります |
離婚調停 | 離婚を希望する側が、配偶者である旦那の住所に近い家庭裁判所へ、離婚調停を申し立てることができます。
離婚調停では、離婚の申し立ての動機を明記する必要が無く、主に慰謝料について、財産分与、親権、養育費など、金銭面についての話し合いが勧められます。 話し合いは調停委員を介し、夫婦が顔を合わせて話し合うことは有りません。 また、離婚調停が終わり、『調停調書』があれば、公証証書のように、支払いが滞った相手に対して給与や貯蓄の差し押さえが可能になります。 調停成立には拘束力があるのです。弁護士を付けると優位に進みます。 |
裁判離婚(訴訟) | 裁判離婚は、自分で行う場合は2万円前後の出費で済むのですが、裁判離婚の場合、大抵は弁護士を付けることが多く、相場は80万~200万円といわれています。
かかる期間の平均は約1~2年と言われています。 原則として『法定離婚原因』が必要になり、不貞行為などを起こした側からの離婚請求は認められないのが原則です。 また、不貞行為をした証拠などが必要になってくるのも、裁判離婚からとなっています。 証拠があれば、相手の同意なしに離婚が認められることがあります。 但し、証拠はラブホテルに出入りしているところの動画などであり、LINEやメールのやり取りなどは証拠にならないので注意が必要です。 |
このように、「離婚したくない」と言っている相手を話し合いで納得させるのは、かなり難しく、話し合う中身もその時の一時の感情で、離婚届に判子を押すものではないことがお分かりいただけましたでしょうか?
話し合いでは、常に冷静でいないと、感情的になっているだけだと思われることがあります。
離婚後の生活プランを十分に練って、本気度を相手に伝えることが重要になるでしょう。
離婚する場合、慰謝料の相場は50万円~300万円と言われています。少ないと思いませんか?
芸能人の離婚では、億単位の離婚が報道されますが、それは財産分与などその他の支払いが含まれていると予想されます。
その他にも、離婚後はどこに住むのか、ローンはどうするのか、子供の親権や養育費なども視野に入れて話し合いを行います。
離婚前に別居に踏み切る場合は、旦那から生活費を保証してもらえる制度があるため、金銭面で負担が減ることがあります。
別居することで、復縁あるいは離婚がスムーズにいくことがあります。
離婚の原因が浮気によるものだとすれば、先述の通り、ラブホテルに出入りしているところの動画など、強い証拠があると有利です。
初めから強い証拠を握っていると、裁判離婚に至る前に、話し合いの示談の段階で慰謝料を多く貰えることが多いです。
中には500万円~1,000万円も貰えたという人も少なくありません。
裁判離婚では確たる証拠が無いと離婚できないばかりか、弁護士を付けるなど、こちらの出費も増えるので、初めから強い証拠を基にスムーズな離婚に持っていく方が有利とも言えます。
▼関連記事
⇒「旦那が浮気した!」証拠なしの現状から離婚するための6つの打開策
⇒旦那の浮気で離婚するための証拠集めの重要性と7つのポイントを解説
今回のまとめ
旦那が浮気をして早く離婚したいと思っている方、離婚に焦る前に冷静に考えなくてはいけない事が沢山あることがお分かりいただけましたでしょうか?
話し合いに応じない旦那には、いくつかの理由があることもお話しさせていただきました。
話し合いで離婚が成立しない場合は、裁判離婚という手段がありますが、旦那が不貞行為・・・つまり不倫相手と肉体的な関係があったことを証明しなくてはなりません。
ですから、旦那の浮気に気付き、あなたが離婚したいと思うのであれば、旦那を問い詰めるようなことは避け、まずはそのまま旦那を泳がせておいて、その間に証拠を取っておくと将来的に有利になります。
旦那を問い詰めてしまうと、警戒されてしまい証拠を掴むことが難しくなります。
また、旦那のスマホを直接みることは法に触れませんが、他の端末(パソコンやあなたのスマホ)からアクセスすると、法に触れてしまい、あなたの立場が悪くなってしまうのでやめましょう。
昨今では指紋認証のスマホも増えましたので、指紋でロックがかかっている場合は、寝ている隙に指を拝借してロックを外す先輩妻もいるようですよ。
あらかじめ旦那のスマホなどで不倫相手とデートの約束が分かれば、証拠集めもしやすくなり、探偵にかける費用も少なく済むでしょう。
強い証拠があれば、示談の段階から優位に話を進められますので、まずは冷静になって出来る限り多くの証拠を集めるように行動を起こしましょう。
▼関連記事