最近、旦那の様子がおかしいと感じていませんか?



…と思っているあなたには、証拠をこれから集めることをオススメします。
浮気の証拠なしに離婚はできるのでしょうか?全く知識の無い方からすれば、一体何から始めれば良いのか全然分かりませんよね。
そこでこの記事では、旦那が浮気したものの、証拠なしの現状から離婚するための打開策について紹介したいと思いますので、是非参考にしてみて下さい。
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浮気の証拠がないのに離婚・慰謝料請求はできる?
まずは、不倫がどういったものを指すのかご説明します。
一般論では、プラトニックな関係でも、仲がすこぶる良ければ浮気と考えられがちですが、法律では、不倫は配偶者以外の相手との『肉体関係』を指します。
ですから、証拠は肉体関係を指すものでなくてはいけません。
具体的には、行為の最中の動画であったり、ラブホテルに出入りするところの動画などです。
「そんな証拠なんて無いわ!」という場合ですが、証拠なしでも『協議離婚』はすることが出来ます。
協議離婚とは、夫婦の話し合いによる離婚で、お互いの同意があれば離婚届を提出して離婚が成立するものです。
ただし、お互いが同意していなければならないため、離婚の難易度は上がってしまいます。
どうしても離婚したい場合は、浮気以外の離婚事由として、暴力や生活費を渡さないなどの理由を探すか、浮気の証拠を集めることが必要になります。
浮気の証拠がなければ、慰謝料の請求も難しくなります。
何故なら、旦那が「浮気などしていない」と言えば、慰謝料を払う義務を負わないからです。
だからといって、感情的になって旦那を問い詰めるのはタブーです。
警戒心を煽り、証拠集めが難しくなるだけでなく、2人の関係が益々悪化するだけで良いことが何一つありません。
浮気をしている男性は浮気を認めないことが多い
浮気をしている男性に問い詰めても、素直にそれを認める男性は少ないと言われています。
統計的なデータは無いので、何とも言えない部分はあるのですが、実際に過去の例として、旦那に問い詰めたところ、逆切れされて、「(証拠もないのに疑われて)人権侵害だ!」ですとか、「傷ついたから慰謝料請求してやる!」と、最終的にあなたが窮地(きゅうち)に陥ることも考えられます。
口論になり夫婦関係が悪化することもあります。
また、問い詰めることで証拠を隠蔽(いんぺい)される可能性も高まります。
証拠集めはこっそりと水面下で行い、旦那は泳がせておきましょう。
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浮気の証拠が無い時にすべき6つの打開策
少し前のデータですが、平成21年の婚姻数が717,734件に対し、離婚数は253,353件という結果になっています。
つまり1/3の割合で離婚に至っているのです。離婚は、実はとても身近な存在なのかもしれませんね。
さて、本題に入りますが、浮気の証拠がない場合、証拠を集めることが必要になってきます。
では、どんなところから始めれば良いのでしょうか?
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(1)【探偵に依頼する】
「はぁ!?探偵なんて・・・」とびっくりしますが、浮気の証拠を集めるプロが探偵です。
最近では、証拠が取れなければ料金を取らないなどの安心システムの探偵も増えてきました。
相談料をとらないところもありますし、弁護士が推奨している探偵事務所もあるほどです。
悪徳業者が多いイメージもあると思いますが、その通り、確かに中には悪徳業者も存在していますので、見積もりの段階で納得のいく事務所を探しましょう。
ホームページに、法律について記載が無かったり料金表が曖昧だったりするところはやめましょう。
探偵の作成する報告書や、ラブホテルに出入りするところの動画撮影の張り込みなどは強力な証拠になります。
(2)【友人の証言】
実は、身近な友人が浮気を黙認していることがあります。
心当たりがあれば、それとなく自然に聞いてみましょう。
ただ、あちこちに電話をかけまくったりすると、あなたの性格が疑われますし、旦那にも伝わってしまうので、共通の友人など、口の堅そうな人を選びましょう。
(3)【クレジットカードの明細や、ETC、カーナビの履歴】
クレジットカードの明細の中に、ラブホテルの支払いが含まれていることがあります。
また、ETCの履歴が不審ではないかチェックしましょう。
カーナビの履歴もチェックすると良いでしょう。履歴が消されていないことがあります。
(4)【ホテルの領収証】
ホテルないしラブホテルの領収証が、2人分になっていませんか?
ホテルの領収証は証拠として少し弱く、強いのはラブホテルの領収証です。
旦那が出勤した後を狙ってごみ箱をチェックしてみましょう。
不正に搾取した場合は、証拠として認められませんので、気を付けましょう。
(5)【不貞行為がハッキリと分かるメールやLINE】
「好きだよ」「愛してる」という文言や、ツーショットの写真などは実は証拠になりません。
…が、文章の流れが確実に性交渉があったと分かるものであれば、証拠として認められるようになってきました。
ただし、LINEやメールの履歴は偽造も簡単ですし、言い逃れもしやすいため、確たる証拠としては弱い傾向にあります。
ですので、使い方としては、旦那が浮気相手といつ密会するのか、把握するツールだと思って泳がせておきましょう。
(6)【自白させたものを録音、または文書に起こし捺印させる】
これは、妻でしか取れない証拠の1つです。
ですが、簡単に浮気を認めることはありませんので、確たる証拠が3つほど集まった頃合いで切り出すと良いでしょう。
初めに説明した、探偵による報告書などを切り札に持ってきて自白させるのが最もやりやすいと言われています。
その他、浮気の証拠が何なのかについては、『旦那の浮気で離婚するための証拠集めの重要性と7つのポイントを解説』の記事を参考にしてみましょう。
離婚の種類は3つ
離婚の仕方は、大きく3つに分かれます。
では、それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。
次の説明を見ていただくと、ドラマのように勢いで離婚してはいけないことがお分かり頂けると思います。
(1)【協議離婚】
まず最初に行われるのが協議離婚といって、夫婦が話し合いをして、合意が取れた場合に離婚届を市区町村に提出するものです。
この際、『公正証書』を作成することをオススメします。
何故なら、勢いで離婚してしまった場合、財産分与、慰謝料、養育費などの金銭の支払いの取り決めが”なぁなぁ”になってしまうことがあるからです。
公正証書には、きちんとこれらの支払いをすることを記され、養育費の支払いが滞ったりした場合には、旦那の給与や財産の差し押さえが出来る強いものです。
協議離婚では、他に年金分割、親権、面会交流、離婚後の氏、住宅ローンをどうするかなども話し合います。
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(2)【調停離婚】
夫婦間で話し合いが出来なかった場合、または旦那が話し合いに応じないといった場合は、調停離婚に移ります。
調停委員と呼ばれる人を介し、夫婦双方の言い分を聞いてもらい、離婚の合意や財産分与などの離婚の条件についてそれぞれの意見の調整を行ってくれます。
調停は、月1ぐらいのペースで複数回行い、夫婦が顔を合わせ無いように話し合われるため、冷静な話し合いができます。
調停が成立された場合は、『調停調書』が作成されます。
有利に話を進めるために、弁護士を付ける場合が多いです。
調停調書とは?
調停が成立した場合に、合意した内容をまとめた文書のことです。
公正証書と似ていて、旦那が養育費や慰謝料を支払わなかった場合は、財産や給与の差し押さえができます。
子の親権は母親に行くのが通例ですが、あなたが子供との面会交流を取り決めたのに、怠った場合も、旦那から強制執行される場合があります。
(3)【裁判離婚】
調停でも、話し合いが決裂した場合は、裁判で離婚を請求することになります。
裁判離婚では、初めて離婚に相当する証拠が必要になってきます。
つまり、旦那の浮気の場合、裁判離婚までに証拠を揃えていないと、あなたに不利な状況に陥ってしまうのです。
和解が成立すれば良いのですが、和解も決裂した場合は裁判所が離婚の可否と慰謝料の金額を決めてしまいます。
慰謝料の相場は裁判の場合、50~300万円と言われています。
示談に持っていった場合
探偵に証拠集めを依頼し、決定的な証拠がある場合、示談に持っていける場合があります。
相手は言い訳が出来る余裕もなく、ぐうの音もでません。
その場合、裁判離婚と違い、社会的立場を守りたい、または婚姻関係を続けたいなどの理由から、慰謝料を相場より高く受け取れるメリットがあります。
中には「1,000万円を超えた」という例も珍しくありません。
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慰謝料の取り方
慰謝料は、3パターンに分かれて請求できます。
- ①不倫相手のみ請求
- ②旦那だけに請求
- ③旦那と不倫相手双方に請求
…と、この3つのどれかを選ぶことが出来ます。
注意したいのが不倫相手に慰謝料を請求する場合ですが、旦那が既婚であることを不倫相手に隠していて、独身だと偽っていた場合は、不倫相手に落ち度無しと見なされ、慰謝料は請求できません。
ですが、同じ職場であったり、不倫相手が自分たちの結婚式に参列していた場合などは、明らかに婚姻していることが分かっていますので、慰謝料請求を行うことが可能です。
1点気を付けるとすれば、③のパターンで、旦那と不倫相手双方に慰謝料を請求する場合、両者に高額な慰謝料を請求するのは原則的に認められず、合算請求となることです。
ただし、それは裁判にもつれ込んだ場合の事で、示談で請求する場合は相場より高く請求できることもあります。
不倫が長期に渡っている場合は、相場は上がる傾向にあります。
そして、慰謝料を請求することで、不倫相手と旦那の縁が断ち切られ、復縁する場合もあるようです。
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今回のまとめ
旦那の浮気が証拠なしでも、離婚できることをご説明させていただきましたが、あなたに不利になる可能性も高いことも併せてご説明させていただきました。
今、手元に証拠がない場合は、焦らずじっくりと、これから証拠を集めていきましょう。
証拠は意外と身近なところに落ちているものです。女の勘は鋭いです。
しかし、男の勘も負けず劣らず、浮気調査がバレると警戒され、今後の証拠集めが困難になる可能性がありますので、あなた自身が証拠集めをするよりも、旦那は泳がせておいて、探偵や弁護士に任せて、水面下で動いたほうが良いかもしれません。
また、離婚の際は、弁護士を付けると話が優位に進みます。
証拠も、弁護士が複数の状況証拠をまとめて強いものに変えてくれることもあります。
弁護費用は掛かってしまいますが、それ以上に得られるものも大きいかもしれません。
もし、探偵に証拠を掴んでもらって示談に持ち込めれば、相場より高い慰謝料を貰えるメリットがあることもお話しさせていただきました。
探偵の持ってくる証拠は強いものですので、あなたにとって有利に離婚が進むことでしょう。
時代の進歩と共に、探偵が扱うカメラやビデオカメラも急激に高性能化しており、今では弁護士が推奨する探偵事務所が出てくるほど、探偵事務所は身近で便利な機関になっているのです。
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